
案件を運営する際に意識していることは?
案件運営において重視しているのは、役職や立場に関係なく、全員が対等な立場で意見を出し合える環境づくりです。25名規模のチームを管轄していますが、役割の違いはあっても、それぞれが同じ発言力と影響力を持つべきだと考えています。
特に重要視しているのが、メンバー一人ひとりの目標設定です。仕事を長く続けていく上で大切なのは、明確な目標を持ち続けることだと考えています。目標はプライベートなものでも構いませんし、昇進やキャリアアップなど、様々な形があって良いと思います。
長く業務を続けていく中で最もつまずきやすいのは、ゴールを見失ってしまうことです。そのため、メンバーとの対話を通じて、「なぜこの仕事をしているのか」という根本的な問いに向き合っています。給与面での目標や、承認欲求、キャリアアップなど、動機は人それぞれですが、何かしらの明確な目標を持って働けるよう支援しています。
また、「仕事は人生の多くを占める」という認識のもと、メンバーが主体的に取り組める環境づくりを心がけています。そのために、一定の裁量を持たせながら、適切なサポートを提供する体制を整えています。
実績を向上させるために取り組んでいる具体的な戦略は?
実績向上において重視しているのが、徹底的なロジカルシンキングの実践です。以前は直感的なアプローチを得意としていましたが、ビジネスの現場では論理的な思考と説得力が重要だと実感し、意識的にデータに基づいた意思決定を身につけてきました。
特に楽天市場の案件では、過去から蓄積された豊富なデータを活用できる環境があります。これらのデータをしっかりと分析し、効果的な戦略立案につなげています。データは単なる数字の羅列ではなく、そこから何が読み取れるのか、どのような施策に結びつけられるのかを考えながら分析を行っています。
また、新規案件においても、仮説を立てた上で論理的なアプローチを心がけています。感情や勢いに流されることなく、常にデータに基づいた分析と施策立案を行うことで、再現性の高い成果を生み出すことができています。
この姿勢は、上司やクライアントとのコミュニケーションにおいても重要な要素となっています。提案や報告の際には、必ずデータに基づいた根拠を示すことで、より説得力のある議論が可能になっています。
自身が考える、『セイヤク』の強みは?
セイヤクの大きな強みは、複層的な現場指揮体制にあります。プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、ディレクターという三層の指揮系統により、現場の細かな課題から大局的な戦略まで、多角的な視点でプロジェクトを運営できます。
私自身、プロジェクトリーダー時代に実感したのが、この体制の効果です。現場により近い立場だと見えづらい課題も、プロジェクトマネージャーの俯瞰的な視点があることで、より適切な解決策を見出すことができました。
この体制により、現場での混乱を最小限に抑えながら、安定的な実績向上を実現できています。各層の視点を組み合わせることで、より効果的な施策立案と実行が可能になっているのです。
チームマネジメントや教育で実践していることは?
上長に対するマネジメントで特に重視しているのが、しっかりとした報告・連絡・相談です。これは単なる業務報告ではなく、自身の存在価値を高め、次のステップに進むための重要な取り組みだと考えています。たとえば、確認が不要と思われる案件でも、最終確認を取るなど、コミュニケーションを密に取ることを心がけています。
メンバーに対しては、月1回の1on1を必ず実施しています。この1on1では、事前に準備した質問項目に基づき、じっくりと対話の時間を設けています。特に転職や将来のキャリアに関する相談にも率直に応じており、それぞれの立場や状況に応じたアドバイスを提供しています。
メンバーの話に対しては、常に傾聴の姿勢で臨んでいます。自身の転職経験も踏まえ、現在の仕事に対する不安や将来への展望について、率直な対話ができる関係性を築いています。時には厳しい意見を伝えることもありますが、それはメンバーの成長を願ってのことです。
特に意識しているのが、KPIの進捗確認やキャリアの方向性など、メンバー自身が考える機会を設けることです。これにより、自主的な成長を促し、より強固なチーム作りを実現しています。
『セイヤク』をご検討されている方へのメッセージ
私たちの強みは、お客様が認識されている課題の解決だけでなく、潜在的な課題の発見にもあります。日々の業務に埋没していると気づきにくい課題や改善点を、客観的な視点で見出し、解決に導くことができます。
お客様と共に歩みながら、既存の課題解決と新たな可能性の発見、その両面でサポートさせていただきます。ぜひ、新しい視点での課題解決のパートナーとして、私たちの力を活用していただければと思います。